アメリカ帝国、二つの顔

2021年1月16日
ケイトリン・ジョンストン

 バイデン/ハリス就任式典は、裕福な寄贈者連中に、基本的に何も変化しないと約束した後、受付カウンターの後ろに、新顔がいる殺人寡頭政治帝国における、前例がない五日にわたる有名人揃いの祝典、目がくらむような熱狂となる予定だ。

 今彼らは、政府よりも、企業を信頼しているとアメリカ人が報じ、バイデンを順調に就任させるよう、ハイテク企業が政治制度に圧力をかける中、ニューヨーク・タイムズで、評論家連中が「ハイテク企業CEO連中が四番目の政府部門になった」と大喜びで主張し、司法省反トラスト局長の主要候補が、政府からアマゾンとグーグル両社に転職したオバマ政権の居残りで、アメリカ人が、益々増大する権威主義的変化を受け入れるよう導かれている中、これが起きている。

 そして、地球規模の帝国が、争う余地のない永続的世界覇権を確保するため、服従しないどんな国であれ、屈伏させるために破壊し続ける中、企業権力のこの熱狂的祝典と増大する厚かましさは、もちろん、絶え間ない人の血の川を覆っている。

 だが、少なくとも彼らは選挙でファシズムを追いだしたのだ。

有名人勢ぞろいのバイデン/ハリス就任式典は五日続き、「結束したアメリカ」を祝う https://t.co/Q7176rbC8I
– Deadline Hollywood (@DEADLINE) 2021年1月15日

 アメリカ帝国は醜く、ぞっとする。見れば見るほど、益々醜く、ぞっとする。それこそが、大衆が直接それを見るのを阻止するため、実に多くの取り組みが行われている理由だ。

 アメリカ帝国には、二つの顔があり、一つは西海岸に、もう一つは東海岸に根ざしている。一つ目の、ハリウッドから発生する顔は、アメリカが、どれだけ面白く、素晴らしく、公正で、その全てのシステムが、どのように完全にうまく機能しているかを描き出し、世界ににっこりと、作り笑いをする。二つ目の、DCやアーリントンやラングレーから発生する顔は、目には狂気が漂い、血まみれだ。

 二つの顔を持つ他の怪物と同様、人が見る顔は、その人がどこに立っているか次第だ。

 裕福な西欧の国やアメリカ自体に住んでいれば、人は主に、一つ目の顔を見せられる。人工文化のパイプラインはハリウッドから世界の他の国々まで通っていて、全員に、アメリカ生活を、面白く、楽しく、陽気なやりとりに満ちており、時に性的魅力のある美しい女性や、溶けた溶岩の中に悪人を蹴り込む場面が散在しているように見せる。自由と民主政治?。資本主義は完璧に機能している。人々は、これらの連中が世界を運営するのを安心して任せることができる。詳しいことは後ほど。

 中東、アジア、あるいは南の発展途上国に住んでいれば、二つ目の顔に遭遇する可能性が遥かに高い。血が飛び散った顔。人殺しの顔。圧制的権力行使の顔。その行動は、自国の国家的、軍事的、資源的、商業的、あるいは金融主権を主張しようとする、どんな政府であれ、あらゆる手段で粉砕する、不服従に対する果てしない戦争以外の何ものでもない顔。

1968年の今週、アメリカは、ベトナムで「戦争史上、最も集中的な空爆」66日間連続じゅうたん爆撃航空作戦「ナイアガラ」を開始し、15,000人のベトナム人を殺害した。pic.twitter.com/hzZ62B8BT5
– American Values (@Americas_Crimes) 2021年1月16日

 帝国には二つの顔が必要だ。殺人者の顔なしでは、帝国として存在できない。にっこり笑う顔なしでは、大衆は、殺人者顔に、決して同意するまい。

 殺人帝国の総本山に暮らす人々は、歴史的に、その恐ろしい本性に気が付かない。昔は情報入手を制限するのが容易だったからだった。今は、情報を操作し、ゆがめるのが容易だからだ。それが、今の殺人帝国と昔の帝国との唯一の違いだ。今の帝国の、この武器の振り回しは、無謀さを増して、世界を終わらせることになりかねない。

 真実を知るまで、人類は健康と調和を知ることはできるまい。世界で、自国で、我々の社会で、一体何が起きているのか、我々が集団的に、はっきり認識するまでは。健全な世界に向かう動きは、我々が、これまで知らなかったことを知る動きだ。この場合、第一歩は、作り笑いの仮面の背後で激しく動いている殺人機構を見抜くことだ。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com/2021/01/16/the-two-faces-of-the-us-empire/

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 施政方針演説テキストを再読してみた。結構気になる部分がある。外国人金持ち優遇。米作放棄。社会保障破壊。日本売り出しだ。

国際金融センターをつくる

外国人の国外財産を相続税の対象外とし、運用成果に応じた収入にかかる所得税は、主要先進国と比べて遜色ない水準である20%の税率を一律に適用します。

農業を成長産業に

主食用米から高収益作物への転換

大企業で経験を積んだ方々を、政府のファンドを通じて、地域の中堅・中小企業の経営人材として紹介する取り組みが始まりました。

給付は高齢者中心、負担は現役世代中心という構造を見直し、未来を担う子どもからお年寄りまで全ての人が安心できる社会保障への改革を進めていきます。

 デモクラシータイムスの3ジジ放談で、平野氏が施政方針演説を酷評しておられる。

安心と希望を売りにしているが、絶望感と不安を感じた。最悪の演説。

 テレビが報じない菅総理の裏の顔 恩人を3度も裏切った叩き上げ総理の正体[菅義偉・二階俊博・安倍晋三] [2021 1 18 放送]週刊クライテリオン 藤井聡のあるがままラジオ(KBS京都ラジオ)

世話になった人々をことごとく裏切った彼は、外国のために日本人を裏切る。

 ということで、施政方針演説への違和感に納得。

 PCR検査強化大臣ではなく、ワクチン接種担当大臣任命。どこまでも頑迷与党。政府に対して正しい諫言をする学者は任命拒否し、とんでも助言をする御用学者は重用するのだから、インパール・ガダルカナル同時並行。

  昨日後記に書いた不思議な医師との怪談について、LITERA記事がある。

菅首相が「明るい話聞いた」相手は「コロナはインフル並み」「日本で死者増えない」が持論の医師 安倍首相も集団免疫論にハマって…

 暴論を放置しておいていいのかと疑問に思うが、病院としては、webで、おことわりを書いている。

東京慈恵会医科大学附属病院病院長

メディアを通じた発信内容について

本学外科学講座教授大木隆生氏がメディアなどを通して発信している内容は個人的見解であり本学の総意ではありません。

慈恵大学病院は引き続き行政と連携してCOVID-19診療に対して最善を尽くしてまいります。

 

 このニュースにコロナ問題が始まって以来、終始医療現場から正論を主張しておられる倉持医師が怒りのツイートを書いておられる。彼の医院に、カッターナイフの刃を送ったたわけものがいたニュースも拝見した。ニュースに、倉持医師を批判する書き込みがあるのに驚いた。これが日本の民度。