『朝鮮戦争の正体』ほか孫崎享氏渾身三部作を読む

植草一秀教授からの情報です。


 

名著『戦後史の正体』(創元社)
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の著者である孫崎享氏が新著を刊行された。

『朝鮮戦争の正体』(祥伝社)
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一般には、1950年6月25日に金日成率いる北朝鮮が事実上の国境線と化していた38度線を越えて韓国に侵攻して勃発したとされる朝鮮戦争。

その朝鮮戦争の知られざる真実に光を当てた。

開戦から70年が経過した。

新著は朝鮮戦争開戦70年に合わせて刊行されたもの。

1953年7月27日に国連軍と中朝連合軍は朝鮮戦争休戦協定に署名して休戦に至った。

北緯38度線付近の休戦時の前線が軍事境界線として認識され、朝鮮半島は北部の朝鮮民主主義人民共和国と南部の大韓民国の南北二国に分断された。

しかし、53年の停戦は終戦でなく、現在も戦争状態は終結されていない。

南北朝鮮の両国間、および北朝鮮とアメリカ合衆国との間に平和条約は締結されていない。

東アジアの戦争終結のためには平和条約締結が必要不可欠である。

トランプ大統領は朝鮮戦争終結に意欲的に取り組んだ。

しかし、米国の軍産複合体は戦争終結に消極的である。

米朝首脳会談の決裂を主導したのがボルトン前補佐官であると見られる。

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米国と他国との紛争存続が米国の軍産複合体の生命線。

米国の支配者は大統領ではない。

米国の支配者は巨大資本である。

巨大資本の支配下に入らない大統領は「矯正」圧力を受ける。

一人の大統領元補佐官に過ぎない人物が大統領に対して上から目線で断罪できるのは、背後に米国を支配する巨大資本、ディープステートが存在するからだ。

孫崎氏は『朝鮮戦争の正体』に先立って、孫崎氏は日米戦争ならびに戦後史の核心に迫る著書を相次いで刊行されている。

『日米開戦の正体』(祥伝社)
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『日米開戦へのスパイ』(祥伝社)
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『朝鮮戦争の正体』と合わせて三部作を構成している。

現代に生きる私たちに決定的に不足している知識、教養は、現代史に関するものだ。

小中高で歴史を学ぶが、授業は現代にたどり着く前に終了してしまう。

私たちがもっとも知っておかねばならない現代史がまったく学ばれていない。

その現代史に焦点を当てて歴史を再評価、再整理されているのが孫崎享氏である。

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孫崎氏の尽力によって現代史における新しい次元が開けている。

敗戦後の日本の基本方向を定めたのが日本国憲法だ。

1946年に憲法が制定され、1947年に憲法が施行されていなければ日本の命運はまったく違うものになったはずだ。

いまよりも、はるかに悲惨な日本の現状がもたらされていたと考えられる。

日本を辛うじて現在の状況に留めている最後の砦が日本国憲法であると評価できる。

孫崎氏も一連の著書の中で強調されているが、敗戦後日本には重大な屈折点、転換点があった。

戦後民主化を突き進んだ日本が急転回を遂げた。

戦後日本は1947年から52年にかけて急転回を遂げる。

この現象が「逆コース」と表現される。

孫崎氏は新憲法の柱を、

1.国権の最高機関を国会とする、

2.国民はすべて基本的人権の享有を妨げられない、

3.戦争を放棄し、「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」、

であるとする。

ところが、冷戦の深化によって、米国は基本外交方針を転換する。

これに連動して、米国は日本を極東の拠点として、戦争しうる国にしようとした。

日本国憲法の三つの柱を捨てて逆の方向に進んだ。

自衛隊の前身である警察予備隊創設は、法律でなく政令でなされた。

日本国憲法の基本がなし崩しで破壊される事態に至った。

敗戦後の「逆コース」の延長上に現在の日本が位置することを正確に理解しない限り、現代日本の問題の核心は見えてこない。

孫崎氏の渾身の三部作をぜひ熟読賜りたいと思う。

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