政治の役割は命の選別ではなく命の尊重

植草一秀教授からの情報です。


 

昨年7月の参院選にれいわ新選組公認候補として出馬した大西つねき氏が配信した動画での発言が話題を呼んでいる。

動画は「#大西つねき #ツネキスト #私が総理大臣ならこうする」というシリーズのひとつとして7月3日にライブ配信された

「『正しさ依存症』とそれを生み出す教育について」

という回。

現時点では大西氏がyoutube動画を削除したため、オリジナルの閲覧は不能になっている。

ただし、monbranさんによる、問題部分発言は下記URLで閲覧可能である。

ただ、今後閲覧不能になる可能性を否定できない。

https://www.youtube.com/watch?v=x7DsNJBX8XY

もっとも衝撃的な部分は動画の末尾部分。

末尾で大西氏は

「順番として、その選択するんであれば、もちろん、高齢の方から逝ってもらうしかないです。」

と発言するのだが、発言のあとにドヤ顔を示す。

その表情があまりにも怖い。

IWJがこの問題を取り上げて、大西氏の発言を文字起こしされている。

https://iwj.co.jp/wj/open/archives/477830

ここから、大西氏発言の一部を転載させていただく。

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「高齢者はこわいんですか。高齢者は逆にあれですよ、もうなんかそんな長くないじゃないですか。

これもだからどこまで長生きしたいのかっていう話。

これはまたね、講演会では結構ハードな話しますけど。」

安倍内閣に居座る麻生太郎氏。

麻生氏が2016年6月の講演で

「90になって老後が心配とか、わけのわからないことを言っている人がテレビに出ていたけど、いつまで生きているつもりだよと思いながら見ていた」

と発言して話題になった。

大西氏は続ける。

「高齢者は死んでいいのか?

高齢者は死ぬ確率は高いし、そもそもね。

その話しましょうか。

どこまで、その高齢者を長生きさせるのかっていうのは、我々真剣に考える必要があると思いますよ。

なんでかって言うと、今その介護の分野でも医療の分野でも、これだけ人口の比率がおかしくなってる状況の中で、特に上の方の世代があまりに多くなってる状況で、高齢者をちょっと、とにかく長生き、死なせちゃいけないと、長生きさせなきゃいけないっていう、そういう政策を取ってると、これ多くのお金の話じゃなくて、もちろん医療費とか介護料って金はすごくかかるんでしょうけど、これは若者たちの時間の使い方の問題になってきます。

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どこまでその高齢者をもうちょっとでも長生きさせるために、子供達、若者たちの時間を使うのかってことは、真剣に議論する必要があると思います。

こういう話多分政治家怖くてできないと思いますよ。命の選別するのかとか言われるでしょ。

生命選別しないと駄目だと思いますよ、はっきり言いますけど。

何でかっていうと、その選択が政治なんですよ。

選択しないで、みんなにいいこと言っていても、たぶんそれ現実問題として多分無理なんですよ。

だからそういったことも含めて、順番として、その選択するんであれば、もちろん、高齢の方から逝ってもらうしかないです。」

大西氏が提示する「命の選別をする必要性」の論拠に基づくなら、大西氏の発言の「高齢者」の部分を「障がい者」に置き換えても同じ主張になると判断される。

大西氏が挙げているのは、「医療費とか介護料って金」の話と、高齢者をちょっとでも長生きさせるために「子供達、若者たちの時間を使うのか」という話である。

論旨からすれば「障がい者」にもそのまま適用される話になっている。

大西氏は発言を撤回し、謝罪したが、撤回、謝罪すれば済むという話ではない。

れいわ新選組は比例名簿の上位に難病の方、重度障害者の方を候補者として掲載し、2人の方が参議院議員に当選した。

「人の価値を生産性で測らない」ことを訴えたが、大西氏の発言は生産性に準じる尺度で人の命を選別するというもの。

れいわ新選組の主張と正面から対立するものである。

山本太郎氏は7月7日にれいわ新選組HPに

「多くの人々の心の中にもあるであろう何かしらかの優生思想的考えに、光が当たったことを今回はチャンスと捉え、アジャストする責任が私たちにはあると考える。」

との見解を示したが、チャンスと捉える前に、発言者に対する適正な対応が必要である。

党の提示する価値観の根源に抵触する問題に対して毅然とした対応を示せぬなら、党そのものが信頼を失うことになる。

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