トランプ支持者は、ライブアクション・ロールプレイではロン・ポール支持者の、ジョージ・W・ブッシュ支持者だ

2020年2月16日
ケイトリン・ジョンストン
CaitlinJohnstone.com

 トランプ政権は、議会に、先月のイラン軍当局トップ、ガーセム・ソレイマーニー無人飛行機暗殺を正当化する公式声明を公開した。全く誰も驚かなかったが、正式声明は、暗殺を擁護するこの政権の元々の主張に真っ向から矛盾して、ソレイマーニーによる、いかなる差し迫った脅威に、まったく言及していない

 「トランプ政権は、先月のイランのガーセム・ソレイマーニー司令官暗殺に対する論拠を損なう新報告を公表してウソをついたと言って非難された」とMiddle East Eyeが報じている。「金曜、外交問題に関する下院委員会の委員長は、陳述で、議会へのドナルド・トランプ大統領の1月3日の攻撃を擁護する公式声明が、ソレイマーニーによる「差し迫った脅威」を特定し損ねたと述べた。」

 「この公式報告は、彼がアメリカ人員と大使館に対する差し迫った攻撃を防ぐためにイランを攻撃したという大統領の虚偽の主張と真っ向から矛盾する」とニューヨークのエリオット・エンゲル民主党下院議員が言った

 「トランプ大統領と幹部は、彼が議会の承認なしで戦争行為をしたのを許す差し迫った脅迫の存在についてウソをついた」とミシガン選出無所属のジャスティン・アマッシュ下院議員がTwitterで書いた。「アメリカ人の安全のために、憲法は大統領の弁明にかかわらず無許可の攻撃的な行動を禁じる。」

トランプ大統領と幹部は、彼が議会の承認なしで戦争行為をしたのを許す、差し迫った脅迫の存在についてウソをついた。大統領の正当化にかかわらず、憲法は、アメリカ人の安全のため、無許可の攻撃的行動を禁じている。 https://t.co/EQLT1T63iY

– ジャスティン・アマッシュ(@justinamash) 2020年2月14日

 もう一人のアメリカ大統領によって、もう一つの中東の国に対する、もう一つの戦争行為について、世界がだまされたのは、かなり長い間多くの評論家にとって明らかだった。トランプ政権の暗黙の自認は、その単なる確認だ。このウソの確認に加えて、米軍基地に対するイランのミサイル報復で負傷したアメリカ兵はいなかったと言われていたが、意外な事実と同様、イラクの暴力の応酬をひき起こした最初のロケット攻撃は、アメリカが言うような、イランに後援された民兵ではなく、おそらく、ISISによるものだ

 これが法律的に意味するのは、ソレイマーニー暗殺は戦争犯罪だったということだ。実際的なレベルで、アメリカは決して戦争犯罪のかどで起訴されないから、我々が今そうだったとを知っているのは、暗殺で、トランプ自身の自白で、「我々は思っているより」悲惨な全面戦争に我々を近づけられ、ウソをつかれたということだ。

 私が「差し迫る脅威」物語の崩壊について、個人的に興味深いと思うのは、私がソレイマーニー暗殺について先月議論して時間を過ごした多くのトランプ支持者の誰も、今まで、彼が、アメリカ人に対する差し迫った脅威だったと主張しようとしなかったことだ。彼らはソレイマーニーは死ぬのに値する悪人だったと主張し、彼が大使館攻撃や、前述のロケット攻撃の黒幕だったという根拠のない主張を紡ぎだそうと試みるだろうし、彼らはテロリストを支援するテロ愛好家だと、私を非難するだろうが、アメリカ人の命に対する差し迫った脅威があったと主張する人に、私は一度も会ったことがない。

 彼らは、それが良いものではないと知っていたので、こういう主張をしようとしなかったのだ。彼らはトランプ政権が、弁護できないウソの主張をしていたのを知っていたのだ。彼らはこれを知っていた。彼らは全く気にかけなかっただけだ。

これは非常に多くを物語る。私は一つ残らず返事メールを読んだ。一人として、彼がアメリカに対する、差し迫った脅威だったことを、ほんの切れはしさえ書いていない。まじめな話、スターリンは、闇の国家のこのような言説の、やみくもな、揺るがない受け入れを見せるのを決して誇りには思わなかったろう。https://t.co/GrzzkKBy63
- Dan Maul (@DanVMaul) 2020年1月5日

 彼らは、真実や事実に対するどんな関心からも物事を見ようとしていないので、全く気にかけないのだ。彼らの唯一の興味は、常に彼らの大統領を守ることと、11月、彼の再選を保証するのに役立つ言説を推進することにあるのだ。それは彼らにとってゲームなのだ。客観的な現実との関係が、わずかしかないか、全くない物語から成り立つっている想像のゲームなのだ。彼らはライブアクション・ロールプレイをしているのだ

 まあ公正に言えば、彼ら全員ではない。二種類のトランプ支持者がいるのだ。名前の次に(R)がついている限りは、アニマトロニクスのチャッキーチーズ人形を支持する公認候補に投票する共和党員がおり、更に、トランプがする全てのことが、闇の国家に対する密かな素晴らしい戦略上の画策だと言う、いわゆる「ポピュリスト」がいるのだ。

 この二つのカテゴリーには(闇の国家という敵と沼で戦っているふりをしているネオコンの沼モンスター、シーン・ハンニティは最もこっけいな例だ)多少の重複があるが、そこには注目に値する違いがある。ソレイマーニー暗殺後、公認候補に投票する共和党員は、ブッシュ支持者のように「ワーイ、我々は、そうしたい相手は誰でも殺すのだ!」とオンラインで叫んでいるのに対して、「ポピュリスト」は、これは平和の敵に対する、もう一つの戦略上の4Dチェス戦略だと主張した。昔の読者の一人は、ソレイマーニーは、実際、闇の国家のために働いていて、オバマとヒラリー・クリントンに守られていたと、私と本気で論争しようとした。

 後者のトランプ支持者のカテゴリーは、私がいつもすることをしていると、出くわすタイプだ。彼らの派閥行動について正直な公然と派閥の共和党は私自身のようなライターにほとんど興味を持たない傾向があるのに対して、彼ら自身を、反体制で、反戦で、宣伝反対であると考えるトランプ支持者が私の軌道の中にしばしば彼らの道を進む。これらは同じく私の読者が同じ理由で一般に出くわすタイプだ、それで彼らは私がここで書いているトランプ支持者のカテゴリーだ。

最初は負傷者はいなかった。それから一ダースになった。それから更に増えた。そこで彼らはドナルド・トランプに「頭痛」と呼ばれた。今これだ。明確なのは最初の報告が実に非常に間違っていたが、アメリカ人に真実として売られたのだ。 https://t.co/PyMh3kzsM5

– VoteVets (@votevets) 2020年2月10日

 ソレイマーニー暗殺に関するニュースが突如知れわたった際、私はこう書いた

 「相応の報復攻撃で、アメリカの軍事目標や、アメリカ同盟国の軍事目標に対する攻撃が必ずあるだろう。もしそれが起きたら、帝国が身を引くか、あるいは、我々が、可能性としてほとんど無制限の規模の総力戦を見ることになるかの、どちらかだ。」

 そして実際、まさにそれが起きたのだ。イランは、アメリカ軍事目標に対して報復し、100人以上のアメリカ兵を負傷させ、そこでアメリカ帝国が身を引いたのだ。トランプの無謀な瀬戸際外交行為は、イラン司令官の死、ひどく破損した空軍基地、多数の負傷兵、ほうほうの体で逃げ出す撤退と、アメリカとイランを、「人々が思うより」本物の何の戦略的意味もない戦争に近づけた。それなのに、軍事的応酬後、何日間も、私のソーシャル・メディアが、トランプ支持者から受けるのは、戦争の危険を警告する私は頭がおかしく、ヒステリックだと言うものだった。

 こうした奇異な頭の動きは、トランプ支持者が、現実と全くつながっていないがゆえに可能なのだ。彼らはロン・ポールのような平和と反独裁主義の擁護者のために声援している知識ある愛国者のふりをする奇妙なライブアクシ・ョンロールプレイ(LARP)ゲームをしながら、現実には、彼らは、ネオコンとCIAの長く続いている狙いを推進している標準的な共和党大統領を声援するだけの、ありふれた共和党員として振る舞っているのだ。

 現実には、トランプはジュリアン・アサンジを投獄し冷戦を再開し、飢餓制裁で何万人ものベネズエラ人を殺し、アメリカが支援する大量虐殺からイエメンを救う試みを拒否し、政権転覆を実現するという明言した目標で、飢餓制裁とCIA工作を使ってイランで内戦を煽動しようと努め、シリア再建を阻止し、シリア油田占領を目指し、中東や他の場所で兵隊の数を大いに増やし、前政権が一日に投下した爆弾よりも数を大いに増やし、記録的な数の一般人を殺害し、そうした空襲に対する軍の説明責任を減らしたのだ。

 トランプが推進している闇の国家長年の政策のそれぞれを、私のソーシャル・メディアのトランプ支持者は、闇の国家に対する素晴らしい戦略上の画策だと言って擁護するのだ。文字通り、そうした行動のそれぞれを、一つの例外もなしに。トランプが支配体制の邪悪な政策を推進し、私がそれについて率直な意見を述べると必ず、私が反対意見を述べていることは、実際はトランプによる大企業に対する巧妙な動きであるのかを説明するコメントを必ずもらうことになる。アサンジを逮捕しているトランプは、実際はアサンジに手を貸すトランプなのだ。ネオコンに手を貸しているトランプは、実際はネオコンを傷つけるトランプなのだ。現在皇帝が身につけているのは、確実に何か見えない優雅な服なのだ。

 トランプは、言うことと、することが全く違う。彼は反干渉主義や、泥沼反対のリップサービスをし、彼がかんで含むように言う物語に支持者は調子を合わせる。彼は話術と想像力の薄い上辺で隠された、もう一人のジョージ・W・ブッシュだ。だが、ライブアクシ・ョンロールプレイでは、彼はロン・ポールなのだ。

 トランプ就任の数カ月前、私はこの仕事を始めたが、2017年1月以来、私は、この大統領がしている不快なことを指摘した時からずっと、トランプ支持者は、私に「待って様子を見ろ。」と言ってきた。

 「落ち着いて」と彼らは私(彼らは常に私が落ち着くよう望んでいる)に言う。「トランプは大きなことをしてくれる。そのうちわかるよ。」

 彼らは何年もの間「そのうちわかるよ」と言い続けてきた。トランプの任期はほぼ終わっている。あなた方は間違っていたのを認める頃合いだよ、君たち。

 あなたはだまされている。あなたは話術と空しい言葉で、ありふれた共和党の狙いを推進する、ありふれた共和党大統領を支援するようはめられている。多少ポピュリストのように見えるショーウインドー装飾や、標準的な共和党イデオロギー・プロパガンダで、あなたの反体制感情は、まんまと囲い込まれる。民主党員が浅はかな弾劾騒ぎとスキャンダラスな予備選挙で、実にばかな振る舞いをしている間、あなたは大いに満足して座っていたが、実際はあなたも彼ら同様、目隠しされ、だまされている。

 アメリカ大統領が、あなたを救おうとしていると信じるのは、FBIとCIAが、あなたを救うと信じるのと同じぐらい愚かだ。民主党員は後者だったが、共和党は前者だった。いずれも、体制によるオーダー・メード・プロパガンダによって、体制の違う顔に声援するようはめられて、唯一勝つのは、まさに同じ体制なのだ。

 アメリカの両手の指人形劇を信じるよう陥れられるのはやめよう。それは、いつも偽物で、常に同じ終わりだ。あなたのすべての金は演者の懐に入り、あなたはだまされる。幻覚を見破ろう。

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 「トランプは、体制の裏をかいて、良い政策を進めているのだ。」という不思議な主張、聞いたことがある。宗主国にも、そういう発想をする人々がいるというのに驚いた。確かに、そう思わなければ、投票はするまい。超富豪が庶民のための政治をするわけはない、となぜ思わないのだろう。不思議な方々だ。

 厚労省幹部も感染したという。厚労省より、LITERA記事の方を信じたくなる。

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