中国のアフリカ豚コレラは今や世界的脅威

2019年11月30日
F. William Engdahl
New Eastern Outlook

 過去数カ月にわたる致命的なアフリカ豚コレラの最悪発生が世界最大の豚頭数を誇る中国の群れを破壊した。今それは隣接する国々に広がり、アメリカの豚の群れさえ脅かしている。事実上の世界的大流行病状況が広まるにつれ、政治的、人的影響は想像より遥かに深刻になり得る。農業関連産業のグローバリゼーションは問題の助けになっていない。

 2018年8月3日、アフリカ豚コレラが中国遼寧省で確認された。その時以来、死に至る病気を封じ込める様々な手段にもかかわらず、一年余りの2019年11月時点で、病気を封じ込める真剣な取り組みで、中国の莫大な豚頭数の半分近くが死ぬか、処分された。アフリカ豚コレラは、人にとっては致命的ではないが、感染したあらゆる豚にとって、100%致命的だ。それを治す既知の治療法はない。それは感染した豚や体液や機器や衣類との接触や、特定のダニによってる広まる可能性がある。

 8月、中国農水省は中国の生きている豚群の規模が、2018年8月から正に38.7%下落したという報告を公表した。 業界筋は、これを過小報告と疑っており、実際は50%にものぼると推計している。とにかくそれは巨大で、過去一年にわたり、政治的に微妙な中国の食料価格インフレの基準に衝撃を与えた。豚肉は肉タンパク質として、中国食品の頼みの綱であり、国家安全保障問題と見なされている。中国の大半の豚が、今破産に直面している小規模農民に育てられている。中国国内の報告によれば、これが、多くの自暴自棄な小規模農家が、その群れにおけるアフリカ豚コレラの発生を隠そうとして、殺し、売り、財政的破たんを避けようとするように仕向けたのだ。

 病気は特に危険だ。専門家によれば絶滅は困難だ。ある報道はこう指摘している「それは、糞便には11日間、血には15週間潜んでいる。塩漬け肉では182日間、乾し肉ではほぼ一年、冷凍肉では3年間生きる。中国人は旅行する際、肉スナックを持参するのが好きだ。アジアでは規則は曲げることができるのだ。」

 感染した中国豚の死骸処分が安全ではないという報告は一層警鐘的だ。感染して死んだ豚を病原体汚染危害として取り扱い、それを農場から遠くに埋めるのではなく、それらを燃やして、現場を石灰で覆い、一年あるいはそれ以上現場を危険廃棄物として扱うのが適切な方法だが、しばしば小規模農家は、焼却せずに、家畜小屋の脇に豚を埋葬していることが証拠書類で立証されている。それは病気再燃の危険を招く。

 2018年初めには、世界中で推定7億6900万頭の豚に対し、中国には4億4000万頭で世界最多の豚がいた。今やその半分となり、世界の肉タンパク質供給に対する大きな衝撃となり得る。

 中国全土への病気蔓延の速度は、明らかに中国体制に大きな負担となった。だが保証にもかかわらず、蔓延は中国内では止まらなかった。

 世界規模で蔓延

 アフリカ豚コレラは中国外でも蔓延している。ウォール・ストリート・ジャーナルがこう指摘した。「ここ数カ月で、日本、台湾とオーストラリアの関税官が観光客が持参した他の食品に感染している肉を発見した。病気は、以来ベトナム、モンゴルとカンボジアの群れで確認された。」 国連食糧農業機構は、ベトナム全省でのアフリカ豚コレラ発生を報告しており、最初の事例が2月に発見された時から、5,880,000匹以上の豚が処分されたと報告している。

 中国のアフリカ豚コレラは、北朝鮮にも広がった。北朝鮮研究所の所長で元北朝鮮軍人のアン・チャン・イルによれば、そこから感染した豚が緩衝地帯を通って韓国へ渡り、韓国は重大な対策が必要になっている。

 国連食糧農業機関によれば、11月21日時点でフィリピン、ラオスと東ティモールの豚で、重大なアフリカ豚コレラの症例が確認されていた。病気を媒介するイノシシが、ロシアとモンゴルの国境地帯で発見された。いくつかの例で、中国潘陽からの乗客から韓国ソウルのインチョン空港で没収された豚肉製品から、アフリカ豚コレラのウイルス遺伝子が検出されており、封じ込めがどれほど困難かを示している。

 孤立した症例は、ブルガリアやルーマニアやハンガリーを含め蔓延を封じ込めるため迅速に行動しているEU加盟国でも発見された。モルダビアやベラルーシやウクライナでも確認された。最近、アフリカ豚コレラの症例がドイツ国境から遠くないポーランドで発見された。11月初旬、欧州連合最大の豚生産国ドイツの約80キロ東にあるオーデル川に近いポーランド西部のルブシュ県で、イノシシ20匹でアフリカ豚コレラが発見された。

 警鐘的な症例は、ニュージャージー州のニューアーク港で、三月の数週間にわたり、中国船コンテナで発見され、連邦捜査官が、これまでで最大の農産物没収として、中国から密輸された百万ポンドの豚肉を差し押さえた。豚肉はラーメン容器と衣料用洗剤で隠されていた。当局は、それがアフリカ豚コレラで汚染されているかどうか判断するために、それをとった。

 世界的に蔓延したアフリカ豚コレラについては、現時点で、答えられていない多くの疑問がある。明確なのは、これが我々がこれまで信じるよう仕向けられているより遥かに危険なことだ。10月、ヘンリー・カメンズによる新しい報告によれば、七匹の死んだイノシシが主要豚生産国デンマークで岸に打ち上がり、アフリカ豚コレラに関する検査さえされずに処分された。

 F. William Engdahlは戦略リスク・コンサルタント、講師。プリンストン大学の政治学位を持つ石油と地政学のベストセラー作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2019/11/30/china-s-african-swine-fever-now-global-threat/

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 人間の精神を腐敗させるアメリカ脳コレラが蔓延しているのかもと妄想したくなる。

 「美しい日本」中枢の正体。FTAで、グローバル企業に国ごと身売りするのも当然。

安倍政権中枢総ぐるみ ジャパンライフ汚染議員30人の名前