世界の汚水だめ、ワシントンは、決して自身は裏切らない

2019年11月25日
Paul Craig Roberts

 ジョゼフ・ディジェノバ前連邦検事は、オバマ政権のFISA法廷違反に関するマイケル・ホロビッツ監察官の報告と、民主党全国委員会と売女マスコミとCIAとFBIが行ったロシアゲートぺてん犯罪のジョン・ダーラム連邦検事による捜査は「オバマ政権の人々にとって非常にまずいもので、衝撃的で、人生を台無しにするだろう」と予測している。

 説明責任ある政府のために、私はディジェノバ氏が正しいことを願う。だが私は疑っている。内閣と行政機関は自身を調査するのに、さほど優秀ではない。バー司法長官の仕事は司法省を守ることだ。司法省当局者を起訴すれば、大衆心理上、司法省の信用を失墜させるのを彼は知っており、始終そう言われているはずだ。それは司法省起訴に対する陪審の態度に影響するはずだ。ジョン・ダーラムも同じことを知っている。司法省当局者を起訴すれば、自身にとって敵対的な環境を生み出し、連邦検事としての経験を十分活用するため法律事務所に入る際、彼が司法省の告訴に対し顧客代理を務める際に、彼はいつもの恩恵を受けられないのを知っている。ホロビッツは自分の仕事が、司法省をスキャンダルから守るため、どんな不法行為も、もみ消すか、最小にすることなのを知っている。

 ワシントンでもみ消しはお決まりで、アメリカ司法省もみ消しは既に始まっているのかもしれない。もみ消しの一つの兆候は、未来の報告公開日発表だ。これは今FISA違反にまつわるホロビッツ報告で起きた。このような発表の狙いは、報告が事前に、信頼を損なわれるのを可能にし、それが現われる頃には古いニュースにしてしまうことだ。

 もみ消しのもう一つの兆候は、焦点を高官から下っぱにずらすための漏えい利用で、これは、2016年、元トランプ選挙運動顧問カーター・ページの監視と関係した文書偽造で下級FBI弁護士が犯罪捜査の対象になっているという漏えい、ホロヴィッツ・レポートで起きていた。漏えいによれば、このFBI弁護士は文書を改竄したことを認めた。言い換えれば、ジョン・ブレナンCIA長官やジェームズ・コミーFBI長官やアンドリュー・マッケーブFBI副長官やロッド・ローゼンスタイン司法副長官やサリー・イエイツ司法副長官やその他ではなく、下級担当者からトランプに対する陰謀が始まったというウソ話に我々が準備させられているように思える。これはイラクのアブ・グレイブ拷問刑務所や、ベトナムのソンミ村虐殺事件がもみ消しされた方法だ。上役とは無関係に、勝手に動いた責任が彼らにあるかのように、下っぱだけが打撃をこうむるのだ。

 もみ消しが行われている、もう一つの兆候は、ジェフリー・エプスタインが自殺したのは確実であり、逆の証拠は、誤解され陰謀理論をもたらした一連の偶然の一致に過ぎないというバー司法長官発言だ。ケイトリン・ジョンストンが、この短い記事を書いている。https://caitlinjohnstone.com/2019/11/23/barr-says-epstein-died-by-a-series-of-coincidences-ending-all-conspiracy-theories-forever/

 エプスタインが投獄されていた区域に誰も入らなかった監視映像をバー自身調べたと主張している。前に我々は監視カメラ切られていたと言われていたのだから、バーは一体土器ような監視映像を調べたのだろう? 我々が「証拠」を見ることは可能だろうか?

 声明でバーは、エプスタインの首の傷は自殺とは矛盾し、絞扼を示していると述べた元検視局医師の発言も、はっきり退けた。

 エプスタインには自殺する理由は全くなかった。彼が欧米政治エリート集団の非常に多くのスキャンダル・ネタを握っていたため、公開法廷出頭を許されなかったのだ。それで彼は殺されたのだ。これこそが疑問だ。彼はなぜ逮捕され殺されたのか? 未成年セックスを提供した連中を、恫喝して支払いを強要するために彼は小児愛者の情報を使っていたのだろうか? エリート社会にとって、欧米エリート社会がそうである以上に腐敗することが可能だろうか? エリートが理解を越えるほど腐敗しながら、欧米は、どうして生き残ることが可能だろう?

 エプスタインが自殺しなかったのは完全に明きらかで、ウィリアム・バー司法長官が、エプスタイン殺人を隠蔽するのは、トランプ大統領に対する軍安保複合体/民主党全国委員会/売女マスコミによるクーデターを、彼が隠蔽していることを示している。

 ワシントンについて私が知っていることからして、世界の汚水だめ、ワシントンは決して自身を裏切らないと私は確信している。

 Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

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記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2019/11/25/washington-the-cesspool-of-the-world-will-never-rat-on-itself/

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 宗主国政界とんでもない汚水だまりのようだ。属国政界は宗主国のミニチュア。どちらの場合も、不都合な人物は、都合よく亡くなる不思議。

 田中正造、江刺県での上司暗殺の冤罪で二年間も投獄された。投獄中、法律が変わり、待遇が改善し、本も読めるようになった。それで同房の佐藤昌蔵から本をを借り、西国立志編などを読んだという。中村正直訳『西国立志編』講談社学術文庫に入っているので、読んでみた。発明家、技術者、学者、政治家の列伝。第十二編は「儀範を論ず」。その十は、「朋友の選ぶべきこと」477-478ページから、一部を抜粋させて頂こう。サクラ幇間を見る会参加者の写真を拝顔しながら感じていたことが、ここに集約されていると思いついた。

およそ人は、常に知らず覚えず、己に伴う者の品行風習およびその議論にけん陶溶鋳(形づくること)せらるるものなり。けだし規範の善きものもとより人を資益すべけれども、これを要するに、よき模範の人を資益するに如かず。よき模範は他人をして実行に与らしむの真益あり。たとい口に良善の訓戒を言うとも、身に懐悪の表様を立てなば、たとえは右手をもって家を建て、左手をもってこれをひき倒すがごとし。なんの益あらんや。されば、人の朋友を選び交遊を慎むは、はなはだ緊要なることなり。なかんずく少年の人ここに着眼せざるべからず。けだし少年の人相朋とし好するは、磁石の親和吸引するがごとく、みずから互いに相似することなり。

 今日の日刊IWJガイドには、サクラ売国政権が日本の産業空洞化を推進してきたことを具体的に指摘されている研究者インタビュー発行の告知がある。大本営広報部、サクラ見本市を面白おかしくあつかっても、その陰で締結される売国日米FTAについては一切触れない。触れる場合は、ウソしか言わない。坂本雅子名誉教授のご本は大部だが、インタビューを拝見した後に拝読した。

「桜を見る会」スキャンダルで反社勢力との親和性が明らかになった安倍一派が日本を米国に売り渡し、日本の産業空洞化を推進してきた!! 11月の「岩上安身のIWJ特報!」は、今年6月17日に収録した「電機産業は崩壊!? 凋落する日本のものづくり! 岩上安身による『「空洞化」と「属国化」 ~日本経済グローバル化の顛末』著者 名古屋経済大学・坂本雅子名誉教授インタビュー」を発行します! フルテキストに詳しい注釈付きです。ぜひまぐまぐでメルマガの登録をお願いします!