ベネズエラに武器を密輸したアメリカ航空貨物企業はCIA「秘密軍事施設」移送に関連

 アメリカの「人道支援」を受け入れるのをマドゥロが拒絶していることに関して、アメリカ主流メディアと著名政治家が発言している最近の「暴挙」なるものによれば、コントラスキャンダルと今のベネズエラとの類似点は顕著だ。

Whitney WEBB
2019年2月13日

 ノーロキャロライナ、グリーンズボロ

 先週ベネズエラに武器を密輸入して捕まったアメリカ航空機をチャーターした企業の幹部二人が、テロリストとされた人々を尋問するための「秘密軍事施設」センター移送でCIAに協力している航空貨物会社とつながっていた。アメリカが支援する反政府派を武装させるための武器を含んでいる可能性がある懸念から、ニコラス・マドゥロ大統領がアメリカの「人道援助」車列を拒否している中、この厄介な出来事は発覚した。

 先週火曜、ライフル銃19丁、弾倉118個、無線機90台とiPhone6台が、マイアミから発ったアメリカ飛行機によりベネズエラに密輸されていたとベネズエラ当局が発表した。マドゥロ率いる現政権を倒すため、アメリカに資金供給されたベネズエラの反政府派を武装させようとしたと当局は非難し、禁制貨物はアメリカ政府に責任があるとした。

 明らかに密輸に責任がある飛行機が、これまで数週間にわたり異常に多い回数、ベネズエラに隣接するコロンビアに飛行をしていたのを示す情報を暴露したにもかかわらず、McClatchyDCが行った隠匿武器輸出した飛行機についての調査は、メディアからごくわずかしか注目されていない。

 オタワを本拠とする専門家ステファン・ワトキンスは電話インタビューで、McClatchyに、アメリカの航空貨物会社21エアが運用する飛行機が、去年「中間でフィラデルフィアとマイアミ間、この地域のすべて、アメリカ本土だけを飛んで」いたと言った。だが、ワトキンスは、「突然1月に、ことが変化し」飛行機が、毎日のように、時には一日複数回、コロンビアとベネズエラへの飛行を始めたことを指摘した。

 ワトキンスの分析によれば、この飛行機は、マイアミ国際空港からベネズエラのカラカスと、密輸された武器が発見されたバレンシアまで、およびコロンビアのボゴタとメデリンに、これまでの一カ月間で40便の往復飛行をしていた。

 公的に利用可能な飛行レーダー情報で、飛行機が、禁制貨物の発見後、ベネズエラには戻っていないが、ごく最近この前の月曜日も、コロンビアのメデリンに飛行をしたことを示している。

CIAとの複数のつながり

 生じたフライトパターンの劇的な突然の変化のほかに、マイク・ペンス副大統領がベネズエラ野党議員フアン・グアイドに、自身「暫定大統領」と宣言するように思わせるちょうど数週間前、McClatchyのフォローアップ調査が、問題の飛行機を所有する会社の2人のトップ経営者が、以前、論争の的のCIA「秘密軍事施設」に関係する企業とも働いていた事実を発見した。

 実際、21エアー会長で過半数株の所有者アドルフ・モレノと、21エアー品質管理部長マイケル・スタインケは、共に、以前アムネスティー・インターナショナルにより、CIAの引き渡しプログラムに関係する航空機チャーター・サービス企業の一社とされた会社ジェミニ航空貨物との「偶然の一致か直接の結びつき」がある。このCIAプログラムは、テロ容疑をかけられた個人が諜報機関に誘拐され、その後、外国での拷問、公式に「強化尋問」と呼ばれるものが年中行われる第三国の秘密「秘密軍事施設」に連行された。

 McClatchyに引用された2016年の運輸省書類によれば、スタインケは1996年から1997年まで、ジェミニ貨物空輸で働いた。モレノはジェミニでは働かなかったが、CIA引き渡しプログラムが機能していた間に、後にジェミニ空輸貨物が登録されたマイアミの住所に、2つの企業を登録していた。McClatchyは、この場所でモレノが最初に登録した企業は1987年に設立され、2社目は2001年に引き起こされた間に含まれたと指摘した。ジェミニ空輸貨物の子会社ジェミニ貨物ロジスティクスは2005年、同じ場所で、その後登録された。

 21エアは、同社が運用している飛行機内で発見された兵器輸出に対するいかなる責任も否定しており、代わりに、禁制貨物関して、GPS-エアとして知られる請負業者の責任だとした。GPS-エアのマネージャー、セザール・メネセスは、彼の政府を被害者として表現するためにMcClatchyに兵器出荷は、マドゥロに率いられる政府に「でっち上げられた」と述べた。メネセスは同じく「貨物は21エアーのものではなく、GPS-エアにも属さず」その正体を明らかにするのを拒否した第三者に供給されたと述べた。

帰ってきたコントラ?

 兵器をベネズエラに密輸入して捕まった飛行機を運用する企業が過去に物議をかもしたCIAプログラムと関係があるという意外な事実は、中南米東南アジアや世界中の他の紛争地域で、アメリカに支援される反体制戦士に兵器を注ぎ込む数十年にわたるCIAの歴史を考えれば、多くの観察者を驚かせることは、ありそうにない。

 アメリカに後援される準軍事集団に武器を密輸する最も良く知られた定期航空便を使ったCIAの例の一つは、レーガン政権が左翼サンディニスタ運動を打倒するため、コントラ(親米反政府民兵)に武器を送ったイラン・コントラ疑惑として知られるようになった1980年代に起きたものだ。それらの武器の多くがニカラグアへの「人道支援」と主張する貨物便に隠されていた

 アメリカの「人道支援」物資のベネズエラ送付に対するマドゥロの拒絶について、アメリカ主流マスコミや著名政治家が発言している最近の「激怒」によれば、コントラ・スキャンダルの様相と今のベネズエラ状況の類似点は顕著だ。彼が支援を拒否しているのは、一部には、支援が、2011年、シリアのCIAに武装させられた「反政府派」部隊のような、戦いに備える反対勢力を作るのを狙う兵器や備品を含む可能性があるという懸念から生じているとマドゥロは説明していた。

 マスコミはマドゥロの懸念を根拠がないと切り捨てているが、トランプ政権が最近任命したベネズエラ政策に責任を持つ特使エリオット・エイブラムスが「人道支援」物資送付へのそうした武器隠蔽を含め、ニカラグア・コントラへの武器送付で活躍した事実を考えれば、決してそうとは言えない。スキャンダルが1980年代に発覚した後の議会証言で、まさにこの方法で反政府派に武器を注ぎ込んだのをエイブラムス自身が認めている

 今前に機密活動でCIAと共に働いた企業に関連していた、アメリカからベネズエラまでの最近カバーがかけられていない不正な武器出荷で「人道援助」論争に対するマドゥロの対応益々正当だ。彼にとって不幸なことに、アメリカに支援される「暫定大統領」フアン・グアイドは、彼の平行政府がベネズエラで初めて「外部」からの「人道援助」物資を受け取ったが、発送元、内容を発表せず、ベネズエラに入った方法も同様だと月曜に発表した

 Whitney Webbは MintPress Newsのスタッフライターで、複数の自立、代替メディアに寄稿している。彼女の報道は、Global ResearchやRon Paul Instituteや21st Century Wireなどに掲載されている。彼女はラジオやテレビにも出演して、政治問題を論じている。現在、家族と南チリに在住。

記事原文のurl:https://www.mintpressnews.com/us-company-that-smuggled-weapons-into-venezuela-linked-to-cia-renditions/255049/

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  自立ジャーナリスト風人物が、はるばるベネズエラにでかけて、信じられない大本営記事を書いている。まともな発言と思われるものを何度か引用させていただいたことがあるので、驚くばかり。

 どうも、うまく貼り付けられないのだが、記事本文の中に画像があり、「Facebook, Google, Twitterが(検閲で)潰そうとしている。ここで寄付をお願いする。」と書かれている。

 筆者は女性記者。日本では、特定の記者をめがけて途方もない無茶苦茶なしめつけがおこなわれている。彼女への攻撃は、国民への攻撃そのものなのに。官邸記者クラブの人々は何をしているのだろう。下記のIWJガイドを拝読すると、「マスコミ」は、大本営広報部、大政制翼賛会である実態があきらか。

 日刊IWJガイド「神奈川新聞がスクープ! 共同通信も記者クラブも官邸に完全に『服従』したのか!? 官邸による東京新聞・望月衣塑子記者の質問制限問題に関して、共同通信が記事の一部を削除! 官邸と記者クラブの顔色をうかがったのか!?」 2019.2.22日号~No.2353号~(2019.2.22 8時00分)