植草一秀教授からの情報です。
主権者が求めていることは何か。
それは、日本政治を変えることである。
なぜ変えなければならないのか。
それは、現在の安倍政治が「戦争と弱肉強食」に突き進んでいるからだ。
「戦争と弱肉強食」の政治ではなく、「平和と共生」の政治を求める主権者が多数存在する。
この主権者の意思に沿う政治を実現することが求められている。
政治に無関心であっても、政治に無関係ではいられない。
日本の現状を生み出している最大の要因が政治にある。
この政治を変えなければ、日本を変えることができない。
そうであるなら、政治を変えることを、なんとしても実現しなければならないということになる。
安倍政治の何が問題なのか。
三つある。
原発を推進し、日本を戦争をする国に変えている。そして、グローバルに活動を拡大する巨大資本の利益だけを追求し、主権者である国民に深刻な不利益を与えている。
大資本の利潤を極大化することではなく、すべての主権者に平和で豊かな暮らしを提供することが政府の役割であると考える主権者が多数存在する。
弱肉強食ではなく、共生の社会を求める主権者が多数存在する。
政治を変えるには、選挙という関門を通過しなければならない。
選挙に勝利して、主権者の意思に沿う政治を実現することが必要なのだ。
その選挙に勝つには、選挙制度に応じた戦術が必要になる。
現在の選挙制度では、衆議院では小選挙区、参議院では1人区が勝敗を決する重要性を有している。
ここで勝利する戦術を構築しなければならない。
これらの選挙区は当選者が1人しか出ない選挙区である。
現在の安倍政治の側は、この選挙区に、ただ一人の候補者を擁立してくる。
この候補者に勝たねばならない。
重要なのは、政治をどう変えるかだ。
つまり、政策が何よりも大事なのだ、
どの政党が勝とうと関係ない。
主権者が求める政策を実現することが重要なのである。
したがって、政策を軸に、安倍政治に対峙する候補者をただ一人擁立することが重要である。
この点を踏まえると、二つのことに留意して今後の対応を進めなければならない。
第一は、自公補完勢力を排除すること。
第二は、政党エゴを排除すること、である。
安倍政治に対峙する勢力が一つにまとまるには、基本的な政策で一致するなら、特定の政党、政治勢力を排除しないことが大事だ。
共産党を排除しようとする勢力は、反安倍政治勢力の分断を目論んでいると考えられる。
自公補完勢力は、「共産党排除」という旗によって、反安倍政治陣営の分断を狙っている。
この「隠れ自公」勢力を排除することが第一に重要だ。
第二に重要なことは、政党エゴを排除することだ。
これまでの経緯を踏まえれば、立憲民主党と共産党が強固な共闘体制を確立することが極めて重要になる。
維新は完全に安倍自公補完勢力としての立場を明確にしており、国民民主も安倍自公にすり寄る姿勢を強めている。
「平和と共生」の政治を確立するには、安倍政治に対峙するという旗幟を鮮明にする必要がある。
この意味で、国民民主が旗幟を鮮明にしないなら、この勢力の取り込みにこだわる必要はないと言える。
問題は立憲民主党の姿勢である。
2017年10月の総選挙で立憲民主党が多数議席を獲得できた最大の要因は、共産党の選挙協力にあった。
この事実を立憲民主党は謙虚に認識する必要がある。
2019年の国政選挙でも、立憲民主党が議席を確保するには、共産党の支援が欠かせない。
立憲民主と共産党の共闘を明確にすることがなければ、2019年の国政選挙での主権者勢力の勝利は覚束ないということになる。
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