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アシュケナジ・ユダヤ ハザール王国とロシア

シャンティフーラさんからの情報です


ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第2話 ― アシュケナジ・ユダヤ ハザール王国とロシア

 前回ユダヤ民族には大別してアシュケナジとスファラディの二つが有り、血統的ユダヤ人はスファラディで、アシュケナジはハザール人の末裔の可能性が高いことを記しました。
ハザール王国はロシアと隣接する故に、両者は長く深い闘争の歴史の因縁があります。アレキサンドル・イワノフ氏は「「ロシア-ユダヤ闘争史」の全貌」を通して、(ハザール・アシュケナジ)ユダヤ人は、祖国を滅亡に導いたロシアに対し怨念をもち、ロシア国家の転覆を画策し破壊工作を続けてきたこと、ロシア革命は全て彼ら(アシュケナジ)ユダヤ人による革命で、ソ連を崩壊させるに至ったクーデターの策謀もそうであり、1993年現在彼らがエリツイン大統領をロボットとして操作することで、ロシア支配していることを示します。
その上でアレキサンドル・イワノフ氏は「今後、ロシア人とユダヤ人との闘いは、もっと激しくなっていくにちがいない。やがてロシア人の解放運動が巻き起こるだろう。私(イワノフ)は固く信じている。」と閉めています。
この言葉はやがて実現しロシアはロシア人の国家として復活しました。プーチン大統領の台頭です。
このロシアとハザール・アシュケナジユダヤとの闘争は、(間もなく終了かもしれませんが)いま現在も続いています。ハザール王国があった因縁の土地、そのウクライナの暴力クーデター、それに伴うオデッサの悲劇、クリミアの独立、ドネツクの戦闘などがそうです。
これら現在進行していることは、ロシアと(アシュケナジ)ユダヤとの闘争の文脈で見ていかないと理解できない点があるのでしょう。いずれ現在進行のこれらのことは触れていこうと思いますが、その前に理解のためには先にアシュケナジの呼称、ハザール王国とロシアの歴史を押さえておく必要があるでしょう。
(seiryuu)
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第2話 ― アシュケナジ・ユダヤ ハザール王国とロシア

アシュケナジの呼称

Author fdecomite(CC BY 2.0)

現在のウクライナのあたり、巨大なハザール王国のあった場所は東西交易の要衝の地、東はローマに西はシルクロードにつながります。多くの商人が行き交い、また古くは騎馬民族スキタイ、そしてフン族など幾多の民族が興亡を繰り返してきたところにあります。

ハザール王国が成立したのは7世紀、日本では大化の改新の頃です。聖徳太子の家庭教師がペルシア人であったことで分かるよう日本にもこの頃既に幾多の大陸の文化がシルクロードを通り伝わっています。交易要衝の地ハザールは国際的な交易国でもありました。

さて、アシュケナジとはドイツのユダヤ人との意味だそうですが、これは非ユダヤ人からのユダヤ人に対する呼称でしょう。しかしハザール人自身が自らアシュケナジ族だとの自覚があった可能性も実はあります。「ヘブライの館2」の4F「ハザール王国の謎」ここで数々の興味深い記述がありますが、10世紀半ばにスペインに居住するスファラディックユダヤのリーダーからハザール王との間で次のような手紙のやり取りがされたことが記されています。

スペインの首都コルドバは、1492年まで、スファラディが世界で一番多くいた都市で、スペイン・ユダヤ人(スファラディ)社会の指導者ハスダイはペルシャから来た貿易商人から黒海沿岸に「独立ユダヤ王国」があることを耳にします。やがてコルトバに訪問してきたビザンチン帝国の外交使節団にそれが本当であることを確かめたハスダイは、彼らにハザール王国のヨセフ王に宛てた手紙を託します。ハスダイはハザールが「失われた10支族」か、確かめたかったのでした。

ハザール王国のヨセフ王からハスダイに届いた(954年)返信手紙の中には、「650年に成立したハザール王国は、もともとはトルコ系の国であったこと、ブラン王の時代にユダヤ教を受容し、ブラン王の孫(オバデア)が王になった時代に国がユダヤ教に改宗したこと。」など。そしてハザールの血統に関しては、「先祖はゴメルの子トガルマ」だと明かしています。

ノアの3番目の息子白人種とされるヤペテ、その子がゴメルです。ユダヤ人の父祖アブラハムはヤペテの兄セムの子孫です。従って手紙にあるハザール王の自覚でもヤペテの血統である自らハザール人は血統ユダヤ人ではないということです。ただしトガルマの兄、ゴメルの長男の名はアシュケナジなのです。ですからハザール人は自らが名称としてアシュケナジの一統であるとの自覚を持っていたかもしれないのです。

 

(続きはこちらから)

ハザール王国

ハザール王国は宗教的指導者でもある皇帝のカガンが統治する王国でした。首都はイティル、1992年8月20日付の朝日新聞夕刊は、「報道写真家の広河隆一氏がロシアの考古学者と共同の発掘調査首都イティルの可能性が高い防壁や古墳群を発見した」と写真掲載し報道しています。

このハザール王国はプラム王の時にユダヤ教を受容し、その孫の時代に国家を挙げてユダヤ教に改宗したようですが、ハザールの皇帝はなぜ改宗に迫られたのか?キリスト教国とイスラム教国に挟まれて折衝案としてユダヤ教に改宗したことは理解できますが、改宗を迫られたハザールの皇帝はどのような宗教をそれまでは執行していたのかは気にはなります。

ユダヤ教を受容、改宗したハザール王国はこの頃、新興国としてやがて台頭してきたロシア帝国と戦闘を重ねます。・・・そしてついに。アレキサンドル・イワノフ氏は「ロシア人とハザール王国は数回にわたって戦争をしたが、965年、ついにロシア人がハザール王国を占領た。そして、首都イティルをほとんど壊滅させてしまった。それ以来、ハザール国家は再びかつてのような強国となることはなかった。」と語ります。

ハザール王国がモンゴル帝国によって完全に滅亡されるのは13世紀ですが、実際はこのロシアによる首都壊滅でハザール王国は帝国としての形態上は実質的に崩壊したともいえそうです。しかしこれからハザールとロシアは外的な帝国対帝国の戦争とは異なった形、ロシア内部での「ロシア国家の内部からの乗っ取り」を巡る長い長い闘争の歴史を重ねていくのです。

ロシアとハザール・(アシュケナジ)ユダヤの闘争(皇帝の暗殺)

王国が完全滅亡したハザール人は隣接するロシア領内へとその多くが逃げ込んだのですが、ハザール人はそれ以前からロシア内部での破壊工作を行っていたようです。

イワノフ氏は語ります。「ロシアのユダヤ教徒ハザール人たちは、すでに12世紀に、ロシア国家の中でロシアに対する陰謀を画策するようになっていた。そして1174年、彼らはロシアの最も有名な皇帝、アンドレイ・ボゴリュプスキー皇帝を暗殺したのである。当時のロシアは多くの国々の集合体だったので、それぞれの国の皇帝が集まり会議が行われた。その結果、彼らはロシアにいるユダヤ教徒ハザール人を弾圧することに決定した。そして、多数のユダヤ教徒ハザール人が殺されることになったのである。」

ロシア人から弾圧を受けたハザールユダヤ人たちはポーランドに逃げ込みます。そのポーランド内でハザールユダヤ人たちは力を蓄えやがてポーランド国家内での「独自国家」を持つまでになったようです。

「15世紀の終わりから16世紀にかけて、ポーランドのユダヤ人たちはポーランド人よりも強大な力をもつようになっていた。彼らは実際、ポーランドの国内に自分たちの政府、自分たちの国会、自分たちの教会などをつくっていた。一般のポーランド人たちはもちろんのこと、ポーランド政府でさえも、そうしたユダヤ人たちの「国家内国家」に対しては、一切手をつけることができない状態にあった。」(イワノフ氏)。

このポーランド内のハザールユダヤ人たちをロシアは再び取り込んでしまいます。18世紀末3度にわたるポーランド分割で領土と共に取り込んだのでした。そこにロシア人との軋轢もあったでしょう。取り込まれたハザールユダヤ人たちロシアの政策も有り、ハザール王国のあった土地ウクライナ地方が広大な定住区となりほとんどがそこに居住していました。・・・そして19世紀末やがてその後の地球人類史を塗り替えるような大きな出来事が起き上がりました。

ロシア皇帝アレキサンドル二世暗殺 public domain

「ユダヤ人があまりにも多くニューヨークに住み着いたため、ニューヨークは「ハドソン川べりのモスクワ」と言われるようになっている。」(「シオニストイスラエルからの内部告発」)といわれるようなロシアからのハザールユダヤ人の大量移民が始まった1881年、この年一体何が起きたのか?ロシア皇帝アレキサンドル二世が暗殺されたのでした。犯人グループにユダヤ人女性革命家がいました。

この皇帝暗殺に伴いユダヤ人定住区、主に黒海沿岸都市を中心に一連の「ポグロム」が始まっていきます。ウクライナの「オデッサの悲劇」、あのオデッサ黒海沿岸に創設された「多民族都市であり、ギリシア人、ユダヤ人などが多数存在し、ロシア・ユダヤ文化の中心地であった。市の3分の1がユダヤ人だった。後にオデッサからはロシア革命の指導者の1人トロツキーや、シオニズム運動の理論的指導者となるジャボチンスキーが輩出する」(「ヘブライの館2」)のですが、ここが「ポグロム」発祥地とされています。

次回はポグロムを中心に見ていきたいと思います。

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