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1917年 アラビアのロレンス ―バルフォア宣言―

シャンティ・フーラさんの情報です。


ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 特別編2 ― アラビアのロレンス ―バルフォア宣言―

 アラブ代表メッカの太守フサインに、アラブ人参戦と引き替えに、アラブ人の独立国家支援を約束するとの英国政府の約定フサイン=マクマホン協定。そしてその約定と全く矛盾するオスマン領土分割の約定サイクス・ピコ協定。この相容れない約定が今日までの中東の災厄を呼び込む大元になったのですが、更なる猛毒の秘密協定もありました。今回取り上げる「バルフォア宣言」です。パレスチナでのシオニスト国家建設の誓約です。
パレスチナのイスラエル建設、これはたとえるならば一人の人間、その肉体の重要箇所に無理矢理他者のがん細胞を移植するようなものです。異物であり常に毒を出し続ける危険物、身体破壊の元凶となります。
(seiryuu)
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 特別編2 ― アラビアのロレンス ―バルフォア宣言―

pixabay [CC0] 1 & 2

仕組まれていた米国の第1次世界大戦への参戦

ロレンスたちの苦悩話の前に確認だ。お前さん、第1次世界大戦の敗戦国は知っていなさるね?
へい、同盟国側のドイツ、オーストリア、オスマンでさ。
確かにその3国は敗戦により帝国として崩壊した。しかし、それだと、どこか抜けてねえかい?
あっ、帝政ロシアか。1917年2月革命で皇帝は退位、10月革命で帝政ロシアは滅亡してやすね。
そうだ、帝政ロシアは間違いなく敗戦国で大戦から退却離脱した。だからあのオスマン領土分割の猛毒仕込みのサイクス・ピコ協定からロシアは外れている。付け加えるとレーニンは革命直後このサイクス・ピコ協定の存在をバラしている。ともあれ戦争としてはロシアはドイツに負けたんだ。
てぇことは、敗戦国のドイツが途中までは世界大戦で勝っていたと言うことで?
そうさ、この大戦の主戦場はヨーロッパ戦線、ここでドイツは勝利していた。協商国側は大苦戦だ。
そうか、思い出したぞ。確かその風向きが変わったのは米国の参戦からでやしたね?
そうだ、米国の参戦が戦局逆転の決定打になるが、それは1917年4月からだ。
あれっ!? それだとまるでロシアと入れ替わりじゃねぇですかい?
おや、気づいたね。3月にロシア皇帝が退位し4月に参戦。この米国の参戦とは実は大変なことだった。
どうしてですかい?
まず米国内の世論、米国世論はドイツを応援していたんだぜ。そして何よりも憲法違反だ。米国憲法は州兵の外国派兵を禁じている。しかしその憲法違反を時の大統領ウッドロー・ウイルソンは強行した。
ええー!! 米国の参戦が憲法違反?? でもず~っと、米国は世界中に軍隊出してやすぜ・・・?
元来は違憲だ。一度見逃すと連中は図に乗る。憲法違反を当然としやがる。ウイルソンは1913年3月に大統領就任、1916年3月再任。なんと再任のスローガンは「米国の若者を戦地に行かさない」だ。
嘘つき野郎だ。あれ?何だ? 安倍ぴょんにそっくりだ! でも、どうやって違憲の強行ができたんで?
ふむ、その前に、ウイルソンが大統領就任の1913年に米国で何が起きていたか知っているかい?
確か・・・、春にADL設立、そしてクリスマスにFRB設立、誰かが「米国の乗っ取り」だと・・・。
その通り、ウイルソンはそのためにFRBの所有者たちによって米国大統領に据えられた。無論ウイルソンは操られていた。ジョン・コールマン博士によると、終始ウイルソンを操っていた一人が、顧問で側近のマンデル・ハウス大佐だ。また米国参戦には最高裁判事ルイス・ブライダンスが道を付けた。憲法破壊のね。そしてマスコミだ。プロパガンダをまき散らし、米国民を参戦へと煽りに煽った。
政権に最高裁とマスコミがグルになって憲法違反の海外派兵? ますます安倍政権そっくりだ! 危ねえ!それと、もしかして、ハウス大佐、ルイス・ブライダンスも例の誰かの子分なんてことは?
無論そうだ。ハウス大佐、ルイス・ブライダンスもロスチャイルドの工作員、代理人だ。
やっぱり! サイクスにピコ太郎、ハウスにブライダンス、重要人物みんな子分じゃねぇですかい!?
弥次:その手の重要人物はもう一人いる。時の英国外相バルフォアだ。以下の「バルフォア宣言」を読んでみておくれ。これがロレンスたちを驚愕させ更に苦悩に追い込むことになるものだ。
へい、わかりやした。1917年11月の英国外相バルフォアの宣言か。早速読ませてもらいやす。
外務省
1917年11月2日親愛なるロスチャイルド卿

私は、英国政府に代わり、以下のユダヤ人のシオニスト運動に共感する宣言が内閣に提案され、そして承認されたことを、喜びをもって貴殿に伝えます。

英国政府は、ユダヤ人がパレスチナの地に国民的郷土を樹立することにつき好意をもって見ることとし、その目的の達成のために最大限の努力を払うものとする。ただし、これは、パレスチナに在住する非ユダヤ人の市民権、宗教的権利、及び他の諸国に住むユダヤ人が享受している諸権利と政治的地位を、害するものではないことが明白に了解されるものとする。」

貴殿によって、この宣言をシオニスト連盟にお伝えいただければ、有り難く思います。

敬具
アーサー・ジェームズ・バルフォア

Wikipediaより

 

(続きはこちらから)

バルフォア宣言 〜イギリスの三枚舌外交 その3〜

バルフォア宣言読んでみてどうだった?どう思った?
どう思うも何も、これは単なる手紙、バルフォアのロスチャイルドに当てた私信でやしょう? 中身は何か回りくどいが、要するに「パレスチナにユダヤ国家を建設するのに英国政府は賛成支持」ということだ。ユダヤの国民的郷土、これは国という意味にとれらぁ。しかし、これ、いくら外相の言葉でもロスチャイルドという私人に向けた書簡だ。なんでこれが「宣言」になるのか?わからねぇ。
もっともだ。総理大臣宛ての文書などなら分かるが、私人宛の書簡など公的な「宣言」に全く当てはまらない。しかしこの書簡を盾にとってイスラエルを建国させたんだが・・・、他に何か感じたかい?
ロスチャイルドがやけに偉そうだ。バルフォアは私的にはロスチャイルドの子分でも英国代表の立場ってぇもんがある。まるで当時世界一の大国の大英帝国より、ロスチャイルドのほうが上の立場みてぇだ。
ほんと、そうよ。文書は正統ユダヤ教徒や世界からの非難を避けるため妙な言葉の言い回しをしているが、身も蓋もない実態を言えば「英国政府はパレスチナをロスチャイルド様に献上します」との誓約文だ。その後の経緯展開を見れば明らかだろう? そしてこいつは全くのでたらめインチキ文書だ。
・・・なんだか、あっしは無性に腹が立ってきやしたぜ! いってぇどんなインチキを?
色々あるんだ。まず日付だ。英国がパレスチナ云々って言っているが、この11月時点でアレンビー将軍はエルサレムに入城もしていない、パレスチナはれっきとしたオスマンの領土さ。他人の領土を何を勝手に、だ。そしてこの文書は、以前からされてきた話し合いの1916年末時点での合意の口答確認を文書にしたものだ。合意したのはライオネル・ロスチャイルド、初代イスラエル大統領ハイム・ワイツマンそしてバルフォアだ。また話し合いの中身は、逐次米大統領ウイルソンに届けられ合意に至っている。
えっ!? ウイルソン大統領が「バルフォア宣言」の中身に合意? どういうことで??
「バルフォア宣言」と米国の違憲の参戦はセットだってぇことさ。平たく言うとロスチャイルドは英国に「米国を参戦させてやるから引き替えにパレスチナを俺に献上するよう誓約せよ」としたのさ。付け加えると宣言文を書いたのはバルフォアじゃねぇ。草案は当のロスチャイルド自身とワイツマンが作っているみてぇだ。そのタイプ文書にバルフォアはサインしているだけさ。
な、なんだか、もうデタラメで無茶苦茶だ。そ、そうだ、ロレンスはこのことを?
無論知るよしもない。その頃彼は戦場でアラブ人たちと共に血みどろの戦闘中だ。ロレンスはアラブ部隊が圧倒的な戦功を立てることで、サイクス・ピコ協定を覆そうとしていた。こんな宣言文を知ったときには死ぬほどぶったまげただろう。彼らは戦場の掟で戦っていた。ロレンスはアラブの地で血を流し戦果を挙げたわけでも全くないシオニストが、パレスチナをかっさらえるなど思いもしなかっただろう。
しかし、バルフォアはロレンスの遙か彼方の上司、頑張れば独立を勝ち取れるとアラブ人を鼓舞してきたロレンスは苦悩するわけでぇ。それにしてもバルフォアは、部下が死ぬかもしれねぇ戦場に身を投じて奮闘しているのを知りながら、よくこんな文案を出せた・・・。あっしはなんか情けなくなってきた・・・。
そう、バルフォアは全て知っていた。最初からの計略さ。ロレンスもサイクスもそしてフサイン=マクマホン協定のマクマホンも全て部下だからね。あっ言い忘れたが、マクマホンもロスチャイルドの工作員、ロレンス以外バルフォア含め全てロスチャイルドの手の者だ。最初から仕組まれていた。
えっ!? ロレンスもアラブ人たちも皆が、はなから嵌められていた・・・? ・・・情けないを通り越して涙が出てきた。明日を信じて仲間が死にながらも必死で戦っているロレンスやアラブ人たちがバカみたいじゃねぇですかい!? 踊らされて!かわいそうすぎらぁ!! いや!憐れなのはオスマン兵もドイツ兵もフランス兵も!その家族たちも!!みんな、みんなだ!! なんなんだ?!この戦争ってやつは!!

最初から決まっている戦争の勝者と敗者

pixabay [CC0]

喜多さんや、お前さんの気持ちはよっく解るよ。でもね、いいかい?そろそろ気を静めなせぇ。昂ぶって本気で怒ったりして感情に流されるのは、奴等の思うつぼでもあるんだよ。
?? ご隠居どういうことで??
戦争には勝ち負けがある。戦勝国と敗戦国がある。当然負けた国は惨めだ。しかし戦勝国はどうだい?
そりゃ「勝った、勝った」と国民は大喜びで盛り上がりますぜ。日本でも日露戦争の後、日本各地で提灯行列がされた写真を見たことがありやす。
ふむ、しかしその盛り上がりはいつまでも続かないだろう? 一時の熱狂と興奮だ。その後に残るものは? 戦勝国と言っても兵隊は怪我や死亡もしている。その家族は大変だ。それにね、国には借金が残る。
ああ、そうか・・・。 第1次世界大戦の敗戦国、ドイツは無茶苦茶な負債をおわされぼろぼろに、またオスマン帝国の扱いなどは悲惨で跡形もなしにされた・・・、かといって戦勝国の英国も没落していった、フランスもそうだ。あれっ? いやいや戦勝国の米国はその後繁栄して超大国になっている・・・、ん?ん?あれ? でも・・・?おかしいぞ? 国がでかくなっても米国は天文学的な負債国家になっている。
ほう、さすが鼻利きだ。気づいたかい?問題は国民さ。英国民もフランス国民もだが、戦争の後、米国民も不満タラタラだったんだぜ。戦争負債の尻ぬぐいで。国家といわれているものと国民は別もんだ。
そうか、国家を家に例えれば、家という建物と住人どちらが大事か?ってことでやすね。あっしの近所でも立派な空き家がごろごろだ。住人がいない家なんて、建物がいくら立派でも無意味だ。国家と国民も同じ、国民あっての国家だ。しかし戦争して勝っても、国民は幸福にも豊かにもなっちゃいない。
そうだよ。日本も同じだ。日露戦争に勝った後の日本国民も貧しくなっていたんだぜ。国家が莫大な負債を抱え、その負債が惨めな太平洋戦争突入の要因になっている。国家の負債は国民に背負わされる。
ご隠居、あっしは何だか戦勝国なんてくくり、世間を欺くための「まやかし」に思えてきやした。無論負けた国は惨めだ。沢山人間が死に、財産も仕事も生活の糧も奪われる。しかし戦勝国の国民も兵隊が怪我をして死に、負債をおわされている。要は一度にガバッと毟られるか、少しずつ毟られるか、の違いだ。国民が毟られることにはどっちにしても変わりがねぇや。
あたしも同意見だ。戦争が始まった瞬間に勝者と敗者は決まっている。どの国が勝とうと、敗者はいつでも一般国民だ。勝者は国家に貸し付ける銀行の所有者、そしてそれにぶらさがる企業と政治家たちだ。構図は初めから決まっている。莫大な利益が出るので戦争をさせたいんだ。連中は。
そうか、戦争にもっていくために、犯人の銀行家は自分の身は隠して、政治家やマスコミなどを使い「外国のせいで窮乏生活させられている」と国民の怒りや不満を誘導し、感情を煽って利用するわけだ。
そうだよ。戦争のカラクリだ。怒り悦び悲しみ感情は大事さ。でもそれの囚人になってはいけねぇんだ。
銀行家ってぇのはロスチャイルド家でやすね? でもなぜ奴等が大英帝国を凌ぐほどの力を?

pixabay [CC0]

ロスチャイルド家が「通貨発行権、信用創造権」つまり「無からお金を創造できる」「打ち出の小槌」の所有者だからさ。彼らがどれほどの力を有しているかは彼ら自身が自分で語っているよ。
なるほど、そういうカラクリですかい。しかしここまで聞いてしまったら、もう後戻りできねぇや。入り組んだ第1次世界大戦のカラクリがはっきりとしねぇと落ち着かねぇ。ご隠居、どうで?
おやおや、こいつは困った。荷が重いや。でも抜き差しならぬところまで話しがきちゃったようだ。うーん、しかたないねぇ、当初の旅路の予定を変更してもう少し足を伸ばすとするかい?
へい、ご隠居、よろしく頼みやす。

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