1764年 英国の通貨法による植民地アメリカでの通貨発行の禁止

「PLANET ROTHSCHILD」から翻訳して掲載しています。


1764 THE BRITISH CURRENCY ACTS FORBID THE ISSUE OF DEBT-FREE CURRENCY IN THE AMERICAN COLONIES

1764年 イギリスの通貨法による植民地アメリカでの通貨発行の禁止


The Currency Act of 1764 is a British law that imposes a monetary policy on its American colonies.

1764年に決議された通貨法は、植民地アメリカに金融政策を課す英国の法律である。

The Act extends the provisions of the 1751 Currency Act and forbids the colonies from issuing debt-free paper currency as legal tender.

この法律は、1751年制定の通貨法の条項を拡張し、植民地から紙幣発行を法定通貨として発行することを禁じている。

This creates financial difficulty for the colonies.

これは植民地にとって財政難を生みだした。

Benjamin Franklin, the colonial representative, urges the British to reject the Currency Act.

植民地代表のベンジャミン・フランクリンは、英国に通貨法を破棄するよう強く要望した。

The Currency Act creates tension between the colonies and Britain.
通貨法は、植民地・英国間に緊張を作りだした。

When the First Continental Congress meets in 1774, it strongly objects to The Act as “subversive of American rights.

1774年に第一大陸会議が開催され「アメリカの権利を破壊する」法だと強く反対された。

” It is a little known fact of the American Revolution, that the right of the colonists to issue debt-free currency, and spend it into circulation (as opposed to a private Central Bank lending debt-currency into circulation), became one of the main causes of the Revolution.

アメリカ革命のほぼ知られていない事実とは、植民地入植者が通貨を発行しそれを流通させる権利(民間中央銀行が通貨を貸し付けて流通させることとは逆に)が革命の主な原因の一つになったことである。

 

以上。

 


下記、引用補足。

< アメリカ経済史に見る通貨発行の意義(No.22)http://ajer.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/no22-c6e3.html より>

 

アメリカで紙幣が使われるようになる前、動物の毛皮、貝塚、タバコ、米、小麦、トウモロコシなどを代替貨幣に使用していた。

今でもドルの事をバックとよぶことある。これは先住民と開拓者の人々の間での物品交換の決済手段の単位として鹿の皮が使われていたため、雄鹿「BUCK」の皮が利用されたことからきている。

アメリカ独立の前は、「植民券」を独自で発行し流通させ発展しつつあった。

しかし、イギリスは植民地アメリカへの課税と支配を強化し、1764年には英国議会が「通貨法」を決議し、アメリカ植民地の各州が独自の紙幣を発行することを禁止した。

本来植民地から富を奪取することは難しい。

ある意味で「採算」が合わず、いずれ植民地を放棄せざるを得なくなることがほとんどである。

しかし、通貨発行権を奪うということは、極めて効率のよい富の奪取の方法となり、イギリスが狙ったのはこれだった。

奪われてなるものかとアメリカも闘った。

これが1775~1783年のアメリカ独立戦争だ。

資金を持たないアメリカは政府紙幣を発行し戦費を捻出したが、それが乱発され政府紙幣の価値が暴落した。

 

 

 

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